突然ですが、「旅行積立」って知っていますか?
お得に旅行したいなら、旅行積立はぜひ使っておきたいサービス。
年に1度など、家族で定期的に旅行したいんだけど、なかなかお金が貯まらなくて旅行に行けない。そんな方でも、旅行積立を使えば、家族で年1回ハワイ旅行も夢じゃなくなるかも!?
ということで、旅行積立の概要やメリットをご紹介したいと思います!
旅行積立とは?
「旅行積立」とは、航空会社や旅行会社が取り扱いっている旅行用の積立金サービスのこと。
毎月あるいは一括で旅行代金を積み立てることで、利息が上乗せされた状態で旅行券が発行されます。
年率は各社によって異なりますが、高いところだとなんと利率が3%なんていうところも!0.1%でも利率が良いほうの銀行の定期積立と比べると、旅行積立の利率がいかに高いということがわかります。
以下で実際にシュミレーションしてみました。
毎月積立金額19,681円で、支払い総額236,172円(利息3,828円)
【年利1.75%で満期72万円を36ヶ月積み立てした場合】
毎月積立金額19,475円で、支払い総額701,100円(利息18,915円)
航空会社の旅行積立
日本の航空会社といえばJALとANAですが、どちらも旅行積立サービスを取り扱っています。
JAL旅行積立
JALの取り扱いプランは以下の3つ。
②一時払いコース
③一時払い6ヶ月満期コース
①毎月払いコース
年利 | 最初の1年間3%。以後、満期まで2.5% |
支払い回数 | 12・18・24・30・36・42・48・54・60回 |
毎月の支払い額 | 5,000円以上 |
満期旅行券額 | 61,000円~5,000万円まで。1,000円単位で設定可能 |
②一時払いコース
年利 | 最初の1年間3%。以後、満期まで2.5% |
預け入れ期間 | 12・18・24・30・36・42・48・54・60カ月 |
満期旅行券額 | 50,000円~5,000万円まで、1,000円単位で設定可能 |
③一時払い6ヶ月満期コース
年利 | 年利6%。実サービス額率は半年で3% |
預け入れ期間 | 6カ月一括のみ |
満期旅行券額 | 50,000円~1,000万円まで、1,000円単位で設定可能 |
航空券だけでなく、ツアーやホテルニッコー、JALシティなどで利用できるJAL旅行券での発行です。有効期限は10年間。
申込方法はWebおよび郵送の2種類。
JALカードで旅行積立金を支払えば、200円につき1マイルがたまるので、必ずJALカードで支払いをするようにしましょう!JALカードショッピングマイル・プレミアムに入会すれば、100円につき1マイルたまるのでさらにお得です!
ただし、JALカードで支払いができるのはWeb申し込み限定なので注意。
ANA旅行積立プラン
ANAの取り扱いプランは以下の2つ。
②毎月払いコース
①一時払いコース
年利 | 最初の1年間3%。2年目以降2.25% |
預け入れ期間 | 12、18、24、30、36、42、48、54、60ヶ月 |
満期旅行券額 | 50,000円~。10,000円単位で設定可能 |
②毎月払いコース
年利 | 最初の1年間3%。2年目以降2.25% |
支払い回数 | 12、18、24、30、36、42、48、54、60ヶ月 |
満期旅行券額 | 50,000円~。10,000円単位で設定可能 |
航空券やホテルなどなどで利用できるANA旅行券での発行です。有効期限は5年間。
申込方法はWebおよび郵送の2種類。支払方法はクレジットカード(web申込限定)、銀行振込、口座振替の3つ。
また、ANAには上記の通常プランのほかに、「ANA旅行積立ハワイ限定プラン」があります。年利はなんと3.8%!
支払コースは「一時払いコース」と「毎月払いコース」の2つ。回数は12回(カ月)、18回(カ月)、24回(カ月)の3種類。30万円以上より満期額を設定できます。
ハワイに行きたいという方はANA旅行積立プラン一択です!
また、ANA AMEXで旅行積立金を支払えば、100円につき1マイルがたまるので、必ずANAカードで支払いをするようにしましょう!
旅行会社の旅行積立
一部の旅行会社でも旅行積立サービスを展開しています。
JTBのたびたびバンク
JTBのたびたびバンクの取り扱いプランは以下の2つ。
②フリープラン
①定期積立プラン
年利 | 1.75% |
支払い回数 | 12~60回 |
毎月の支払い額 | 5,000円~ |
満期旅行券額 | 一時払いは30,000円以上2,000万円 |
②フリープラン
年利 | 0.8% |
預け入れ期間 | 6~60ヶ月間 |
毎月の支払い額 | 5,000円~ |
JTB専用のカードでの発行です。有効期限は10年間。
JTB商品はもちろん、JALパックやANAスカイホリデーなど、他社商品でも使用できるので、使い勝手はかなり良いです!
申込方法はWebおよび郵送、窓口の3種類。支払方法はクレジットカード、旅プリカ、JTBトラベルギフト、たびたびバンク。
フリープランは年利0.8%に比べ、定期積立プランは1.75%になるため、JTBを利用するなら定期積立を利用しましょう!
JCBトラベル旅行積立
JCBトラベル旅行積立の取り扱いプランは以下の2つ。
②一時払いコース
①毎月払いコース
年利 | 初回3%。2回目以降2% |
支払い回数 | 12、24回 |
満期旅行券額 | 10,000円、50,000円、100,000円 |
②一時払いコース
年利 | 初回3%。2回目以降2% |
預け入れ期間 | 12ヶ月 |
満期旅行券額 | 100万円、200万円 |
JCBで取り扱いのある30以上の旅行会社のツアーで利用可能。有効期限は5年間。残高上限はなし。
申込方法は郵送のみ。支払方法はJCBカードのみ。
JCBトラベル旅行積立は内容がシンプルでわかりやすいですね!初回は年利3%なので積み立てをはじめて利用するのであれば利用しても良いと思います。JCBカードを持っていない方はこの機会に申込をしておきましょう!
HIS 旅行積立 貯めチャオ
HIS 旅行積立 貯めチャオの取り扱いプランは以下の2つ。
②一括払いコース
①毎月払いコース
年利 | 1%後半~2%前半 |
支払い回数 | 6~60回 |
毎月の支払い額 | 3,000円以上 |
満期旅行券額 | 61,000円~5,000万円まで。1,000円単位で設定可能 |
②一時払いコース
年利 | 1%後半~2%前半 |
預け入れ期間 | 6~60カ月 |
満期旅行券額 | 50,000円以上。10,000円単位で設定可能 |
HIS商品券「SKY」での発行。HIS商品で利用可能。有効期限なし。
申込方法はWebおよび窓口の2種類。支払方法は口座引き落としのみ。
プランにはそのほかにボーナス併用払いや一括払いのプランもあります。HIS 旅行積立 貯めチャオでは積立期間が長くなるほど利率が上がります。
ただ、口座引き落とししかできないのが難点。
阪急交通社 旅行積立プラン たびだち
阪急交通社 旅行積立プラン たびだちの取り扱いプランは以下の2つ。
②一括払いコース
①毎月払いコース
年利 | 1.6~1.8% |
支払い回数 | 12~60回 |
毎月の支払い額 | 3,000円以上 |
満期旅行券額 | 40,000円~。1,000円単位で設定可能 |
②一括払いコース
年利 | 1.8%~2.5% |
預け入れ期間 | 6~60カ月 |
満期旅行券額 | 60,000円~。10,000円単位で設定可能 |
たびだちハイレジャーギフト券での発行。有効期限なし。
阪急交通社取り扱いの商品で利用可能。
毎月払いは口座引き落とし、一括払いは店頭での現金払いまたは振込です。
一括払いでは最高利率2.5%とお得!ただ、こちらもカード払いができないのが残念。
近畿日本ツーリスト 旅行積立プラン 旅したく
近畿日本ツーリスト 旅行積立プラン 旅したくの取り扱いプランは以下の2つ。
②一括積立コース
①月積立コース
年利 | 1.5~1.75% |
支払い回数 | 6~36回 |
毎月の支払い額 | 3,000円以上 |
②一括積立コース
年利 | 1.75~2% |
預け入れ期間 | 6~36カ月 |
額満期旅行券額 | 18,000円以上 |
ツーリスト旅行券での発行。近畿日本ツーリストの商品で利用可能です。有効期限はなし。
その他ボーナス併用積立コースもあります。
申込は各店舗にて。支払い方法は口座振替のみ。
結局、どこがお得?
お得に旅行したいのであれば、判断するポイントは以下の2点です。
②支払い方法
利率はできれば2%以上の旅行積立を利用したいところです。
あとは、支払い方法として、クレジットカードが使えるということ。クレジットカードで支払いをしつつ、マイルを貯めるというのが理想のスタイルです。
3%以上の年利はJAL、ANA、JCBの3つのみ。こちらはすべてクレジットカード払いが可能です。
ただ、使い勝手良いという意味では、航空会社のJALかANAどちらかの旅行積立を使うのがオススメだと思います!
旅行積立の注意点
銀行の定期積立と比べて、旅行積立はかなりお得ということがおわかりいただけたかと思います!
ただ、旅行積立だからこその注意点があります。まとめると以下の通り。
・有効期限がある
・中途解約しても返金されるのは現金ではなく旅行券
・倒産したら返金は期待できない
やはり怖いのは、航空会社や旅行会社の倒産です。銀行の場合は破産してもペイオフにより、1000万円と利息が保護されます。
しかし、旅行積立の場合は、ほぼ100%の確率で1円も戻ってこないと思っておいたほうがよいです。
コロナウイルスの影響で、航空会社や旅行会社がいつ倒産してもおかしくない状態です。そういった意味では長期ではなく、1年など短めのスパンで積立るのがリスクも限定的で良いのかなと思います!
まとめ
以上、旅行積立の概要およびメリット、デメリットについてご紹介しました!
知らなかった人も多かったのではないでしょうか?
ふだんから旅行する方は正直使わない手はないかと思います。
とくにハワイが好きという方は、年利3.8%の「ANA旅行積立ハワイ限定プラン」はかなりオススメです!
家族で定期的に旅行に行きたいという方は、旅行積立をぜひ利用してみてください!