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スプレーは持ち込みOK? 飛行機での持ち込み完全ガイド

スプレーは持ち込みOK? 飛行機での持ち込み完全ガイド飛行機

旅行の際、持っていきたいスプレーがあるかもしれません。

しかし、飛行機へのスプレーの持ち込みには注意が必要です。スプレーの種類や用途によっては持ち込みが制限されます。

この記事では、スプレーの種類や、国内・国際線における持ち込みルールについて詳しく解説します。

ヘアスプレーなど、持ち込みたいスプレーがある方は必見です。

スプレーの種類

スプレー

まず覚えていただきたいのは、スプレーの種類や用途によって、飛行機への持ち込みが制限されるということ。

まずは、スプレーの種類について見ていきましょう。

スプレーの種類は大きく

  • 化粧品・医薬品類
  • 日用品・スポーツ用品

の2つに分けられます。

詳しくは以下で解説します。

化粧品・医薬品類のスプレー

スプレー

化粧品・医薬品類のスプレーは機内への持ち込み・預け入れが可能です。

化粧品・医薬品類のスプレーには以下のようなものがあります。

  • ヘアスプレー
  • 口臭スプレー
  • ボディスプレー
  • デオドラントスプレー
  • 冷却スプレー
  • 消毒用スプレー
  • 鼻スプレー
  • 香水
  • 虫除けスプレー

など。

香水はこちらで詳しく解説しています。

スプレーの容器には、「火気厳禁」や「火気と高温に注意」という表記がありますが、化粧品・医薬品類のスプレーに限っては持ち込みが可能です。

以下も参考にしてください。

化粧品・医薬品類のスプレーのわかりやすい分類方法として、体に使用できるものは化粧品・医薬品類のスプレーと考えていただいて問題ありません。

日用品・スポーツ用品のスプレー

日用品・スポーツ用品のスプレーは、引火性の有無によって持ち込みが制限されます。

具体的には、以下のような種類があります。

引火性のある日用品・スポーツ用品のスプレー

スプレー

引火性のあるスプレーは、機内持ち込み、および、預け入れることができません

引火性のあるスプレーには、以下のようなものがあります。

  • 殺虫剤
  • 塗料スプレー
  • 催涙スプレー
  • 模型用スプレー
  • 酸素スプレー
  • 除草剤

など。

引火性のある・なしの判別方法ですが、一般的にスプレー缶には引火性があるかどうかを示すマークが表示されています。


出典:東京消防庁

具体的には、『火気注意』や『火気と高温に注意』、『火気厳禁』など。

これらの表記があるものは、機内への持ち込みできませんので、旅行先に持っていくことは諦めましょう。

引火性のない日用品・スポーツ用品のスプレー

火気注意』や『火気厳禁』などの引火性を示す表示がないものは、預け入れのみ可能です。機内持ち込みはできません

引火性のない日用品・スポーツ用品のスプレーには、以下のようなものがあります。

  • 防水スプレー
  • 静電気防止スプレー
  • 滑り止めスプレー
  • スプレーのり(衣類用)

など。

うっかり間違いをしないように、スプレー容器に記載されている表示をしっかり確認しておきましょう

機内へのスプレーの手荷物・預け入れルール

機内持ち込み・預け入れができるスプレーの条件は、国内線と国際線で異なります。

基本的には化粧品と同じ取り扱いになり、【保存版】化粧品は飛行機に持ち込める?国内線・国際線ルールでくわしく紹介しています。

国内線国際線
手荷物預け入れ手荷物預け入れ
化粧品・医薬品類のスプレー⭕️⭕️⭕️⭕️
引火性のある日用品・スポーツ用品のスプレー
引火性のない日用品・スポーツ用品のスプレー⭕️⭕️
機内持ち込み時の注意・1容器0.5L以下
・合計2L以下*手荷物と預け入れの合計
・キャップを占める
・1容器0.5L以下
・合計2L以下*手荷物と預け入れの合計
・キャップを占める
・引火性のない日用品、スポーツ用品のスプレーは預入荷物のみ可能
・1容器0.1L以下
・合計1L以下
・縦横合計が40cm以内の無色透明なジッパー付きの袋に化粧品をすべて入れる(袋は1つまで)
・キャップを占める
・1容器0.5L以下
・合計2L以下*手荷物と預け入れの合計
・キャップを占める
・引火性のない日用品、スポーツ用品のスプレーは預入荷物のみ可能

国内線でのスプレーの手荷物・預け入れルール

国内線ではスプレーの手荷物・預け入れルールは共通で、どちらも以下ルールが適用されます。

  1. スプレーの容量が500ml以下
  2. 総量が2Lまで(持ち込み、預け入れの合計)
  3. 液漏れ防止のため、噴射弁がキャップなどで保護してある
  4. 引火性のない日用品・スポーツ用品のスプレーは預け入れのみ

国際線でのスプレーの手荷物・預け入れルール

国際線では、手荷物と預け入れのルールが以下のとおり異なります。

  1. 手荷物はスプレーの容量が100ml以下、預け入れは500ml以下
  2. 手荷物は合計1Lまで
  3. 手荷物は縦横の合計が40cm以下の密閉されたビニール袋に容器をすべて入れる(1袋まで)
  4. 総量が2Lまで(持ち込み、預け入れの合計)
  5. 液漏れ防止のため、噴射弁がキャップなどで保護してある
  6. 引火性のない日用品・スポーツ用品のスプレーは預け入れのみ

スプレーの持ち込みまとめ

ルールが細かく、混乱しがちなスプレーの飛行機への持ち込み。

おさらいすると、スプレーは大まかに

  • 化粧品・医薬品類のスプレー
  • 日用品・スポーツ用品のスプレー

の2種類に分かれていて、

日用品・スポーツ用品のスプレーはさらに、

  • 引火性のあるもの
  • 引火性のないもの

に分かれます。

国内線国際線
手荷物預け入れ手荷物預け入れ
化粧品・医薬品類のスプレー⭕️⭕️⭕️⭕️
引火性のある日用品・スポーツ用品のスプレー
引火性のない日用品・スポーツ用品のスプレー⭕️⭕️
機内持ち込み時の注意・1容器0.5L以下
・合計2L以下*手荷物と預け入れの合計
・キャップを占める
・1容器0.5L以下
・合計2L以下*手荷物と預け入れの合計
・キャップを占める
・引火性のない日用品、スポーツ用品のスプレーは預入荷物のみ可能
・1容器0.1L以下
・合計1L以下
・縦横合計が40cm以内の無色透明なジッパー付きの袋に化粧品をすべて入れる(袋は1つまで)
・キャップを占める
・1容器0.5L以下
・合計2L以下*手荷物と預け入れの合計
・キャップを占める
・引火性のない日用品、スポーツ用品のスプレーは預入荷物のみ可能

機内に持っていけないスプレーは、現地で調達するようにしましょう。

ヘアスプレーは持ち込めますが、サイズには注意してくださいね。