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1泊2日でめぐる多良間島! 観光情報や注意点紹介

国内旅行

宮古島と石垣島のちょうど間に位置する多良間島。

島は山や川がなく平坦で、全体を珊瑚に囲まれています。

黒糖の収穫量が沖縄県で1位の島は、ほとんどがサトウキビ畑などの耕作地。

アクセスはそこまで悪くないですが、リゾート地化されていないため、観光客も少なく、のほほんとした空気が流れています。

今回はそんな多良間島の観光情報を紹介します。

多良間島への行き方

多良間島へは宮古島からフェリー、または、飛行機でアクセスできます。

宿の送迎サービスなどを除くと、多良間空港から集落への移動手段がないため、フェリーでのアクセスがオススメです。

空港までのアクセスやチェックインなどの時間を考えると、フェリーでかかる時間と大差はありません。

フェリー

2022年の秋頃までコロナウイルスの影響により減便していましたが、現在は通常運行に戻っており、1日1便が宮古島⇄多良間島間を往復しています。

宮古島は市街にある平良港より出発です。所要時間は片道約2時間

・平良港発 09:00 → 多良間港着 11:00
・多良間港発 13:00 → 平良港着 15:00
*日曜日は運休

チケットは当日港で購入します。写真のコンテナが販売所です。

料金は片道2,510円、往復4,770円。往復で購入したほうがお得です。

フェリーの運賃や運航情報は変更の可能性があるので、最新情報を必ずチェックしてください。

多良間海運ホームページ
http://www.taramakaiun.com/

飛行機

宮古空港から多良間空港まで、JALが運営するRACの飛行機が飛んでいます。

午前便と夕方便の一日2往復で、飛行時間は約20分です。

RAC
https://rac-okinawa.com/

島の移動方法

島の面積は約19.75km2と、沖縄県で約11番目の大きさです。

歩くにはさすがに大きすぎるので、島を一周するなら「自転車」か「バイク」を借りましょう

多良間島の各所でレンタルすることが可能です。

自転車であればゆっくり回っても2時間ほどで一周できます。

ただし、島の外周には日除けとなる場所が少ないので、日照りが激しい日は、日焼け対策や水分補給を忘れないようにしてください。

多良間島のオススメ観光スポット

多良間島の主な観光スポットを紹介します。

島にはガイドマップも用意されているので、チェックしてみてください。

ふる里海浜公園

集落の近くにあるビーチ。

自然そのままのビーチが多く残る多良間島。

こちらのふる里海浜公園にはトイレ、シャワー、東屋が設置されているため、海水浴に最適のビーチです。

ビーチはかなり遠浅。

沖には「たらまる岩」や「水納島」を望むことができます。

八重山遠見台

平坦な多良間島を360度見渡せる展望台です。

標高32.2mと、多良間島で一番高い丘陵地に建てられています。

珊瑚礁の切石が積み上がられたこちらは、先島諸島火番盛。

かつての遠見台といったところ。

そしてこちらが、現在の遠見台です。

頂上からは多良間島の360°の景色が見渡せます。

あまりにも平坦すぎるため、展望台からは島の全貌が露わに。

塔には島風が吹き抜けます。

展望台からは近くの水納島がよく見えます。島には1世帯だけ住んでいるそうで、連絡すればチャーター便を出してくれます。

ふるさと民俗学習館

多良間島の歴史的な資料が展示されている資料館です。

かつて使われていた漁具や農具、芸能衣装などが展示されています。せっかく多良間島に来た際は、ぜひ訪れたいところ。

多良間島に生息する鳥や虫の剥製も展示されており、生態系を学ぶこともできます。

入場料は大人200円、小人100円です。

塩川御嶽とフクギ並木

塩川御嶽(うたき)とフクギ並木です。

集落のちょっと外れにある島No.1のパワースポット。

鳥居の先には赤い瓦の祠があります。

かつてより島民の方の信仰の対象の場所で、ここ一帯はまるで別世界のような雰囲気。

塩川御嶽につづく650メートルの参道には、フクギ並木が立っています。

実は、多良間島の自然はほとんどが人の手で植えられたのもの。

平坦な島を台風から守るため、フクギなどの包護林を集落や島全体の周りに植えたそうです。

宮古市の森

島の南側にある宮古市の森。

森を抜けると広々としたビーチがあります。

宮古市の森の「宮古」とは、宮古島ではなく「岩手県宮古市」に由来します。

1858年に江戸から宮古市に帰る船が遭難し、ここに漂着したのが名前の由縁です。

このビーチにもシャワーもあるので、シュノーケルや海水浴をするのにオススメ。

普天間御嶽

冬だけフェリーが発着する普天間港の近くに、ひっそりと佇む普天間御嶽。

こちらも島の方々の信仰の対象となる場所です。

船守の神様を祀ると言われています。

旅の安全を祈願しておきましょう。

三ツ瀬公園

島の東にある三ツ瀬公園。

ビーチの上には、波に侵食された岩が並んでいます。

岩の天辺にはまるでアフロのように草木が生い茂っており、その姿は印象的。

穏やかな空気が流れるキレイなビーチです。

多良間島での注意点

多良間島は人口が1000人程度の小さな島です。

観光の際にはいくつか注意点があります。

スーパーは早めに閉まることも

島にはスーパーが2つだけあります。

集落の中心に、「中央スーパー」と「Aコープ」の2つが向かい合わせに並んでいます。

カップラーメンは品揃え豊富です。

惣菜はかなり少なめなので、日によっては売ってないかもしれません。

また、営業時間は19:00または20:00までですが、18:30にAコープに訪れた時はすでに閉まっていました。

ですので、閉店間際ではなく、時間に余裕をもって行くようにしてください。

宿は事前予約

宿は数軒ありますが、いわゆる楽天トラベルなどの宿予約からは宿泊を受付ていない宿が多いです。

ですので、予約は基本的に電話から行いましょう。

当日予約しようとすると、意外にも宿が埋まっていることが多いので、少なくとも前日までには予約しておきましょう。

飲食店は予約推奨

島には飲食店が2、3軒ほどしかありません。

居酒屋を利用する際は、事前に予約をしてましょう。

昼は「たねび食堂」さんが営業しています。

多良間そば。

2020年にオープンした地域振興拠点施設も、昼はカフェとして利用できます。

ワーキングスペースになっており、wifiも利用できます。

多良間の物品販売コーナーも設置されているので、なにかと便利な施設です。

1泊2日の旅程がオススメ

多良間島の観光情報を紹介しました。

宮古島からアクセスしやすく、1日もあれば島全体をめぐることができます。

なにより観光客が少ないのがこの島の良いところ。

1泊や2泊で観光するならちょうど良い広さ。宮古島へ行ったついでにサクッと立ち寄るのがオススメです。

素晴らしい島なので、ぜひ多良間島も訪れてみてくださいね。

この記事の監修者

ろーむ旅

旅行系YouTuber。
国内外の旅行スポットを配信中。
2022年には国内および中南米の様子をお届け。