妊娠中、夫婦水入らずで旅行に行きたいと考えている方も多いでしょう。
この機会に、飛行機で遠い地まで足を運び、ふたりで楽しい思い出を作りたいですよね。
しかし、妊娠後期になるとお腹も大きくなり、長距離の移動は母体に負担がかかります。
今回は、妊婦は飛行機にいつまで乗れるのか、搭乗前に確認しておくべき点をまとめました。
旅行前にチェックして、安心安全なマタニティ旅行を計画しましょう。
妊婦は飛行機にいつまで乗れる?
まず、妊婦も飛行機に乗ることができます。
ただ、同じ体勢での長時間移動は、体に負担がかかります。
飛行機に乗る際は、お母さんと赤ちゃんの体調を考えて、計画を立てることが必要です。
妊婦が飛行機に乗る時に、以下の3点を確認しましょう。
- 妊婦が飛行機に乗れる時期はいつ?
- 妊婦が飛行機に乗れない規定はある?
- 赤ちゃんへの影響は?
妊婦が飛行機に乗れる時期はいつ?
妊婦が飛行機に乗れる時期に、明確な決まりはありません。
基本的に母子ともに体調に不安がなければ、搭乗できます。
航空会社によっては、サポートサービスの提供をしているので、航空券を予約する際、事前に航空会社へ問い合わせをしておくとよいでしょう。
妊婦が飛行機に乗れない規定はある?
妊婦が飛行機に乗ってはいけない規定はありません。
もちろん、母体の健康状態が良好であることは重要です。
搭乗時に航空会社へ診断書の提出が必要なこともあるので、チェックしておきましょう。
赤ちゃんへの影響は?
飛行機に乗ることで、赤ちゃんへの影響はありません。
搭乗前の金属探知機やボディスキャナー、上空での放射線量など、赤ちゃんへ影響があるのでは?と心配することもありますよね。
どうしても心配な場合は、身体検査の際に妊娠していることを伝え、別の方法でチェックしてもらえることもあります。検査員に相談するといいでしょう。
また、飛行中の放射線量は高いとされていますが、奇形児のリスクが増える値量より十分に低いと言えます。
お腹の赤ちゃんに影響はないので、安心して搭乗してください。
妊婦が飛行機に乗る前に確認すべき5つの注意点
飛行機に搭乗する際、以下の5つの注意点を確認して旅行に備えましょう。
- 妊娠中期の移動がおすすめ
- 水分をこまめにとる
- トイレに行きやすい座席を選ぶ
- 緊急連絡先、母子手帳を携帯
- 主治医に相談をする
妊娠中期の移動がおすすめ
1つ目は、安定期を過ぎた妊娠16週~27週の搭乗がおすすめです。
妊娠後期に差し掛かってくると、お腹が大きくなり移動も大変になります。
また、離陸中はシートベルトを締めるため、お腹がキツくなることもあるでしょう。
体調をみて、産婦人科医や家族と相談し、妊娠中期ごろを目安に旅行計画を立てましょう。
水分をこまめにとる
2つ目は、搭乗時は水分をこまめに飲むことを意識しましょう。
飛行機に乗ると、エコノミークラス症候群のリスクがあります。
特に妊娠中は、血が固まりやすく血栓ができやすいです。水分が不足すると、血液がドロドロになります。
飛行機に乗っているときは、気づいたときに水分をとるようにしましょう。
トイレに行きやすい座席を選ぶ
3つ目は、座席はトイレに行きやすい位置を選びましょう。
妊娠中、お腹が大きくなると、膀胱が圧迫されてトイレに行く回数が増えるからです。
また何かあった際、添乗員に気づいてもらいやすいよう通路側を予約するとよいでしょう。
機内でも快適に過ごせるよう、座る位置にも気をつけてチケットを予約しましょう。
緊急連絡先、母子手帳を携帯
4つ目は、万が一に備えて、かかりつけ産婦人科の連絡先や家族の連絡先、母子手帳は必ず持っていきましょう。
妊娠中は、いつ状態が変化するかわかりません。旅先でも医療機関を受診する可能性があるからです。
母子手帳がないと、救急搬送された病院の医師が今までの検診履歴を確認できません。
すぐに対応できるよう準備しておきましょう。
主治医に相談をする
5つ目は、飛行機に乗る前に、かかりつけの産婦人科医に相談をしましょう。
飛行機を利用した遠出の旅行は、体に負担がかかるからです。特に、産休に入る34週以降は早産のリスクも上がります。
一番大事なことは、お腹の赤ちゃんが元気に生まれてくることです。
まずは、医師に相談のうえ、無理のない旅行計画をたててください。
出発前に準備しておきたい持ち物リスト
妊娠中、飛行機に乗る時の注意点が確認できたら、次は旅行の準備です。
以下の5つは必ず持っていくようにしましょう。
- 母子手帳·健康保険証
- 緊急連絡先のメモ
- 処方薬
- 間食用のおやつ
- エチケット袋
無理のない計画を立てて、安心して旅ができるように荷造りしてください。
飛行機に乗って安心安全なマタニティ旅行を
妊娠中に飛行機に乗る際、気を付けるべきことをまとめました。
妊娠中でも飛行機に乗ることはできますが、旅行前には産婦人科医に相談して体調をみながら計画を立てましょう。母子ともに健康が一番です。
旅行先で素敵な思い出をたくさん作って、安心安全なマタニティ旅行を楽しんでください。